導入事例 弁護士 牧野誠司先生
弊社の鑑定サービスをご利用いただいた弁護士様の導入事例をご紹介させていただきます。
当事務所が宅地の賃料増額を請求するという案件をお請けした際に、アゲハ総合鑑定株式会社の代表であり、不動産鑑定士である、酒井先生に適正賃料額の鑑定を依頼いたしました。
当該宅地は関西圏の地方都市にありますが、当該宅地を含めた周辺地域は、近年の土地区画整理事業の施行及び都市計画法に基づく地区計画の決定により、道路、公園等が整備され、住宅地が形成され、大きく発展をしている場所でした。住宅地は今も拡大しており、スーパーマーケットも新しく建設されるなど、今後の発展も見込まれるところです。
当該宅地の賃貸借契約は今から10年以上も前に締結されたのですが、当時は土地区画整理の話も具体的には動いておらず、賃料も良心的な金額で設定されていました。しかしながら、その後上記のとおり、周辺地域は目覚ましい発展を遂げ、当該宅地の固定資産税評価額も、賃貸借契約締結から9年経過した時点で69.5%も上昇していました。
そのような状況下での賃料増額請求でしたが、賃借人との交渉が難航し、調停・訴訟を提起せざるを得ませんでした。
そこで、私どもは、アゲハ総合鑑定株式会社に当該宅地の適正賃料の鑑定をお願いし、鑑定書を作成していただいたという次第です。アゲハ総合鑑定株式会社の鑑定は、上記の状況を的確に把握したうえで、詳細な分析のもと適正賃料額を算定されたものとなっており、当方の主張を裏付ける重要な証拠として裁判に提出いたしました。
おかげさまで、訴訟は当方に有利な方向へ進み、最終的に貸主である不動産所有者にとって非常に良い内容での和解による解決ができることとなりました。以上の次第で、本件でも、アゲハ総合鑑定株式会社の丁寧かつ的確な鑑定意見のおかげで自信をもって訴訟を進めることができ、最終的にもとても良い結果を得ることができたものです。
以上

大学在学中の2005年に不動産鑑定士試験に合格。2007年3月 神戸大学法学部卒業。同年4月 住友信託銀行(現三井住友信託銀行)へ入行し、退職する2015年まで不動産に関する実務に携わる。2017年3月 不動産鑑定士登録。調停・訴訟に特化した不動産鑑定士として、弁護士との協業実績多数。